馬鹿English

このブログでは、英語が苦手という人でも、受験で必ず役に立つ、押さえておきたい内容を網羅します。

第10講 助動詞④ 動詞とくっついてとても重要な助動詞、押さえるべきポイントを徹底解説!!

 

 

目次

 

1.はじめに

馬鹿Englishをお読みの皆さん、こんにちは。

この講義のブログも今回でとうとう第10講です。

継続的に見てくださっている人は、そろそろ慣れてきた頃かと思います。

 

基本的には、復習メインで見ていただくことを想定して書いているのですが、皆さんは復習は進んでいますか?

 

今回で助動詞の紹介も大詰め、基本的な助動詞は今回でほぼ出揃う事になります。

 

そろそろ動詞とまとめて復習を進めていってくださいね。

 

今までの助動詞の講義をご覧になりたい方は、ぜひご覧ください。

 

www.bakaenglish.com

www.bakaenglish.com

www.bakaenglish.com

 

それでは、今回の講義を始めていきます。

 

 

 

 

 

2.will・would・shallの用法をまとめました

⑴「意志」を表すwill・sould

まずは、「意志」を表すwill・shallについて説明します。

 

まず、willという単語。

こちらは未来形を表す時に使う助動詞ですが、皆さんはwillという単語の意味を知っていますか?

 

このwillという単語、実は名詞では、「意志」という意味になります。

 

したがって、未来形で使う場合にも、主語の意志未来を表すという用法がありましたが、willとは基本的に話し手の意志という主観が入る助動詞なのです。

未来形の意志未来についても復習をお願いします。

 

www.bakaenglish.com

 

まずはこの例文を見てください。

We will do our best in the match tomorrow.

「私たちは、明日の試合でベストを尽くすつもりです。」

 

この場合、willは、未来形で用いられるときとは異なり、We'llのように短縮することはしません。

意志を強調するという用法なので、短縮するとあまり強調されなくなるからです。

 

なお、willではなくwouldを使った場合は、過去における強い意志を表す事になります。

 

次にこの例文を見ましょう。

My sister wouldn't eat vagetables in her childhood.

「妹は、子供の頃、どうしても野菜を食べなかった。」

 

このように否定文で用いた場合、強い拒絶という意味を表し、「どうしても〜しない(しなかった)」と訳します。

 

もちろんこの場合も、won'tを使えば、現在における強い拒絶という意味になります。

 

この「強い拒絶」という用法は、センター試験の文法問題でも頻出ですので、しっかりと覚えておきましょう。

 

⑵「繰り返し」を表すwill・would

「よく〜する」という現在の習慣・繰り返し行われていることや「よく〜したものだ」という過去の習慣・繰り返し行われていたことを表す時にも、will・wouldを使うことができます。

 

この場合の用法では、ほぼ間違いなく、will often・would oftenというように、oftenと合わせて使いますので、will often・would oftenというように塊で覚えてしまいましょう。

また、willのこの用法は、非常に助動詞の用法としては意味がわかりにくく、曖昧であるため、聞き手が必ずわかるような状況でしか使うことができません。

 

そのような場合には、used toを使って過去の習慣を表すことができます。

 

なお、この用法のwillでは、ほぼ100パーセント、過去形が出題されます。

 

それではこの例文を見てください。

My father would often take me to the amusement park on weekends.

「父は、週末には私をよく遊園地に連れて行ってくれたものだ。」

 

このような感じで使います。

 

⑶「依頼」を表すwill・would

次に紹介するのは、「依頼」を表すwill・wouldです。

この例文を見てください。

 

Will you pass me the salt?

「塩をとってくれませんか。」

 

この用法は、 Can you・・・?の時の「依頼」のcanと全く同じ用法で、かつ意味もほぼ同じです。

Would you・・・?もCould you・・・?と同じく、Will you・・・?に比べて丁寧な表現になります。

「〜していただけませんか。」と訳すとうまくいくでしょう。

 

⑷「提案」する時に使うshall

次に紹介するのが、少しおしゃれな響きのする、shallです。

まずは、この例文を見てください。

 

Shall I open the window?

「窓を開けましょうか。」

 

Shall I・・・?という場合には、「自分」が何かをしましょうか?という提案をする場合で、非常に紳士的な意味合いを持ちます。

 

次に、この例文です。

Shall we dance?

「踊りませんか。(踊りましょう。)」

 

非常におしゃれですよね(笑)。

このように、

Shall you・・・?というように使った場合には、

「相手」に(一緒に)何かをすることを提案するという意味になります。

 

shallはこのような場合にしか使わないので、非常に簡単です。

この場で覚えてしまいましょう。

 

なお、shallとshouldは一応現在形と過去形という関係にはありますが、意味は全くかぶらないので、注意してください。

 

3.need・used toの用法について

⑴助動詞としてのneedの用法

まずはこの例文を見てください。

You needn't stay here.

「ここに残る必要はないよ。」

 

このように使います。

ただし、このneedは少し厄介で、使える場合がとても少ないです。

例文のように、否定文で使うことができます。また、疑問文でも使うことができます。

 

しかし、肯定文では使うことができません。

なので、肯定文で「〜する必要がある」という場合には、

need to 動詞の原形 というように、一般動詞のneedを使って表します。

 

また、助動詞としてのneedには過去形もありません。

なので、「〜する必要がなかった」という場合には、

一般動詞のneedを使って、needed to 動詞の原形 と表すか、あるいは、didn't have to 動詞の原形 を使いましょう。

 

複雑ですが、

簡単にまとめると、助動詞のneedは、現在形の肯定文・否定文でのみ使えて、それ以外のパターンで助動詞needを使うことはできないということになります。

 

⑵ used toの用法

今までたくさんの助動詞を紹介してきましたが、助動詞の講義の中ではこれが最後の助動詞です。

 

この例文を見てください。

I used to play tennis when I was young.

「若い頃はよくテニスをしたものだ。」

 

このように使います。

このようにused to 動詞の原形 を使うと、過去に繰り返し行われた動作を表すのに加えて、現在では行われていないということも表します。

 

なので、上の例文では、過去にはテニスをよくしたが、現在はしていないという意味を含むことになります。

 

このように、used toは現在との対比で過去の習慣を表すという意味があります。

 

次にこの例文を見てください。

 

He used to be an actor when he was young.

「若い頃、彼は俳優だった。」

 

この場合、used toの後ろは動作ではありませんが、このように、used toは動作だけでなく、過去の状態を表すこともできます。

 

なお、過去の状態を表す場合でも、動作を表す場合と同様に、

現在の状態と対比して過去の状態を表すことになります。

 

なので、この場合には、過去には俳優だったが現在は違うという意味を含むことになります。 

 

なので、would oftenとused toは似ていますが、過去と現在の対比をするという意味では、would oftenとは使い方が異なります。

 

また、would oftenは、過去の状態を表すことはできす、過去の動作を表すことしかできないという違いも細かいですが覚えておきましょう。

 

4.まとめ

今回で、個々の助動詞の紹介は最後です。

一度すべての助動詞について意味をまとめてみてください。

 

次回は、今まで出てきた助動詞を使って、頻出の熟語表現を扱います。

今まで出てきた助動詞の意味をしっかり抑えていることが前提ですので、ぜひ復習をお願いします。

 

それでは、最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。