馬鹿English

このブログでは、英語が苦手という人でも、受験で必ず役に立つ、押さえておきたい内容を網羅します。

第11講 助動詞⑤ 動詞とくっついてとても重要な助動詞、押さえるべきポイントを徹底解説!!

 

 

目次

 

1.はじめに

馬鹿Englishをお読みの皆さん、こんにちは。

助動詞の学習は進んでいますか?

 

今回は助動詞で助動詞の講義も最後です。

助動詞は英文の中でも最も重要な動詞の直前にくっついて、英文の方向性を決めてしまうという最も重要な要素です。

 

今回で助動詞が終わるので、ぜひ助動詞の講義をまとめて読み返して復習してみてください。

 

助動詞の講義はこちら。

 

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それでは、早速助動詞のまとめの講義を行っていきます。

 

 

2.助動詞をつかった重要な表現

⑴ 助動詞+have+動詞の過去分詞形

今回まず紹介するのは、助動詞+have+動詞の過去分詞形 という表現です。

この表現は受験でも非常に出題頻度が高いものですので、メカニズムを必ず理解するようにしてください。

 

①「過去の推量」について

ア.may[might] have 過去分詞

まずは、この例文を見てください。

You may have heard this story before.

「あなたはこのお話を以前に聞いたことがあるかもしれません。」

 

このように使うと、過去の推量を表す表現になります。

助動詞の意味に関しては、単独で助動詞を使うときと変わらないので、

訳すときには、「〜したかもしれない」とします。

 

助動詞単独の時と同様に、mayの代わりにmightを使ってもほぼ同じ意味を表すことができます。

 

イ.could have 過去分詞

次に、この例文を見てください。

I could have left my umbrella in the train.

「電車に傘を忘れたのかもしれない。」

 

このようにcould have 過去分詞 を使って may have 過去分詞 と同じような意味を表すことができます。

この場合、訳すときには「〜したかもしれない」とします。

 

だいたいmay[might]と同じです。

ただし、couldとmay[might]の違いは、

may[might]が単純に過去に「〜したかもしれない」ということを表すのに対して、couldの場合は、「合理的に考えて、〜したという可能性が考えられる」という意味を表します。

 

canにもcouldと同様に「〜ありうる」という推量の意味がありましたが、

この用法の場合にはcanは使わないので注意しましょう。

 

ウ.must have 過去分詞

次にこの例文を見てください。

I must have left my umbrella in the train.

「電車に傘を忘れたに違いない。」

 

このようにmust have 過去分詞 を使うと、先ほどのcould have 過去分詞 と比べて、さらにほぼ確信している過去についての推量を表すことになります。

したがって、訳すときには「〜したに違いない」と訳します。

 

この辺りの意味も単純にmustを使う場合と意味はほとんど変わらず、単純に過去のことを表すように変わっただけですね。

 

ちなみに、この用法と同じ形で、

「〜しなければならなかった(のにしなかった)」

という意味を表すこともありますので注意してください。

 

エ.should[ought to] have 過去分詞

次はこの例文です。

She should[ought to] have left Nagoya at noon.

「彼女は正午には名古屋を出発していたはずだ。」

 

上のようにshould[should] have 過去分詞 を使うと、「合理的に考えてそのようになっていたと考えるのが正しい」という意味になります。

 

なので、couldの場合と同様に考えたときに、より可能性の高いときに使います。

なお、和訳するときには、「〜していたはずだ」「〜したはずだ」と訳します。

 

この場合にもmustの場合と同じで、

「〜すべきだった(のにしなかった)」

という意味を表すこともありますので、注意してください。

 

オ.cannot[can't] have 過去分詞

過去の推量で最後に紹介するのがcannotです。

この場合にはcouldn'tも使えますので注意してください。

 

この例文を見てください。

I can't[couldn't] have left my umbrella in the shop.

「お店に傘を忘れたはずがない。」

 

この場合、cannotの単独の場合同様に、「可能性がない」ということを表します。

和訳するときには「〜したはずがない」と訳します。

 

 

これで「過去の推量」についての説明は以上です。

前回までの助動詞の講義で紹介した助動詞の意味はそのままで、

それが過去についての推量に変わったというだけですので、意味について、今回の復習をする上で、推量の助動詞の復習にもなると思いますので、ぜひ復習をしてください。

 

⑵ should have 過去分詞・need not have 過去分詞

ア.should have 過去分詞

まずはこの例文を見てください。

I should have attended the meeting.

「会議に出席すべきだった(のにしなかった)。」

 

この場合には、

shouldの義務を表す用法で、過去について「〜すべきだった」という意味を表します。

この用法の特徴は、

反語のように用いて、「〜すべきだった(のにしなかった)。」という意味になります。

過去の行為に対する後悔や非難を表す用法です。

 

逆に、

この文章をshouldn't have 過去分詞 というように否定文で用いた場合には、

「〜すべきでなかった(のにしてしまった)。」という意味になります。

 

イ.need not have 過去分詞

この例文を見てください。

You needn't have come here.

「あなたはここに来る必要はなかった(のに来てしまった)。」

 

この場合には、助動詞のneedを使って、「〜する必要がなかった」という過去についての不必要を表します。

なお、

needn't have 過去分詞とdidn't need to 動詞の原形 は、似たような意味を表しますが、

助動詞のneedを使った場合には、

反語的に「〜する必要はなかった(のにしてしまった)」という意味がありますが、

動詞のneedを使った場合には、

「〜する必要はなかった」という単純な意味になるので、実際に動作が行われたかどうかはわかりません。

 

ここまでが、過去の行為についてを表す助動詞の用法です。

 

⑵助動詞を含む慣用表現

ここからは慣用表現について説明していきます。

慣用表現なので、

あまり深く考えないようにしましょう。

 

ア.wouldを使った慣用表現

①would like to 動詞の原形

would like to 動詞の原形は、「〜したい」という意味です。

 

want to 動詞の原形と同じ意味ですが、もう少し控えめな印象を与えます。

いわばwantの丁寧語という位置付けです。

 

基本的には、wouldの部分は、主語とくっついて短縮形になり、

I'd like to 〜

という感じで使うことが多いです。

 

②would rather 動詞の原形

would rather 動詞の原形は、「(どちらかといえば)〜したい」という意味になります。

後ろにthanを用いることで、「・・・するよりは〜したい」という意味を表すこともできるので英作文では便利な慣用表現です。

 

イ.may・mightを使った慣用表現

①may well

may wellは、「たぶん〜だろう」という意味を表します。

mayよりも強い推量を表す時に使います。

 

②might well

might wellは、「〜するのももっともだ」という意味を表します。

これは丸っと暗記してしまいましょう。

 

③might as well

might as wellは、「〜したほうがいいのではないか」という意味を表します。

may as well・・・as 〜として、「〜するよりは・・・したほうがいい」というように、比較することもできます。

 

なお、

might as well・・・as 〜とすると、「〜するのは、・・・するようなものだ」という意味になりますので、注意してください。

 

3.まとめ

以上で助動詞の紹介は終わりです。

これまでに多くの助動詞が登場しました。

次回からは受動態や能動態などの、「態」について説明していきます。

 

まったく内容が変わりますので、復習をしっかりしておいてください。

 

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。