馬鹿English

このブログでは、英語が苦手という人でも、受験で必ず役に立つ、押さえておきたい内容を網羅します。

第8講 助動詞② 動詞とくっついてとても重要な助動詞、押さえるべきポイントを徹底解説!!

 

 

 

 

目次

 

1.はじめに

馬鹿Englishをお読みの皆さん。こんにちは。

今回は、前回の助動詞の講義の続きを行っていきたいと思います。

 

前回は、「可能」「許可」を表す助動詞を紹介しましたが、

もう頭に入っていますか?

 

助動詞は非常に種類が多く、

しかも同じ助動詞なのに文章の内容によって違う意味を表すものも多いので、

 

しっかりと整理しておかなければなりません。

早めにしっかり復習しておきましょう。

 

前回の講義ブログを復習したいという方はぜひ前回の第7講の講義もお読みください。

 

また、今後の講義も引き続きご覧になりたいという方はぜひ読者登録をよろしくお願いします。

 

それでは、早速説明を始めていきたいと思います。

今回は、「義務」「忠告」を表す助動詞を紹介します。

 

2.「義務」「忠告」を表す助動詞について

⑴「義務・必要」を表す助動詞について

① must

まず、「義務・必要」を表す助動詞の中で最も代表的なのが、mustです。

このmust はかなり強い意味で、

「〜しなければならない」という意味を表します。

 

この例文を見てください。

You must attend the meeting this afternoon.

「あなたは午後のミーティングに出席しなければならない。」

 

これは、今後のことについて、現在義務や必要を感じている場合に使われています。

これがmustの最も基本となる用法です。

 

先ほど述べたように、

mustは非常に強い意味を持っていますので、

否定文で使った時にも非常に強い意味を持ちます。

 

例えば、

You must not park your car around here.

「この辺りに車を駐車してはいけません。」

 

このように、must notを使った否定文の場合には、

may に比べてさらに強い意味で、「禁止」を表します。

 

② have to

次に、mustと同様に「義務・必要」を表す助動詞として、

have toがあります。

しかし、このhave toには、mustと比べて多少の違いがあります。

 

まず、この例文を見てみましょう。

 

You have to attend the meeting this afternoon.

「あなたは午後のミーティングに出席しなければならない。」

 

この場合、①のmustを使った例文とほぼ同じ意味になりますが、

多少ニュアンスが違います。

 

というのも、

mustは話し手の感じている義務や必要を表すのに対して、

have toは規則や周りの状況などから考えて、そのようにしなければならないという判断を表します。

 

なので、上の例文の場合だと、

みんなが出席することになっているから、当然出席しなければならない。という判断を含んでいます。

 

次に、この例文を見てみましょう。

I had to get up early this morning.

「今朝は早く起きなければならなかった。」

 

この場合には、mustには過去形がありませんので過去を表すことができません。

なので、have toのhaveをhadに変えることで、「〜しなければならなかった」という過去の義務・必要を表すことになります。

 

ちなみに、未来の義務を表す場合には、will have to 動詞の原形 を使います。

 

さらに、否定文の場合には、

must not が「禁止」の意味を持つのに対して、

don't have to は「不必要」の意味を表すので、大きく意味が異なってきます。

 

例えば、

I don't have to study today.

とすれば、

 

「今日は勉強する必要はない。」

という意味になります。

 

これを、

I must not study today.

とすると、

「今日は勉強してはいけない。」

という意味になるので、全く意味が違ってきます。

 

したがって、must と have to は、肯定文では似たような意味になりますが、否定文では全く違う意味になるということを覚えておいてください。

 

この辺は中学校でも学習する内容ですので、すでに頭に入っている方も多いかと思いますが、

一応復習しておいてください。

 

 

⑵「義務・当然」を表す助動詞

① should

まずは、こちらも非常に重要な助動詞のshould。

「義務・当然」を表す最も代表的な助動詞で、

覚えるべき日本語訳は「〜するべきだ」、これだけで大丈夫です。

 

ただし、「べきだ」とは言っても、日本語の「べきだ」に比べたらそんなに強い意味は持っていません。

「〜したほうがいい」ぐらいの意味です。

ただ、面倒なので、「べき」で訳してしまって構いません。

 

こちらの例文を見てください。

You should get up early every day.

「毎日早起きするべきだ。」

 

このような意味になります。

特にこれ以上説明することはありません。

 

ちなみに、否定文にすると、

shouldn't になり、意味は「〜すべきでない」となります。

 

② ought to

次に、should とほぼ同じ意味の助動詞に、

ought to という助動詞があります。

ほとんど同じなので、こちらは例文は必要ないかと思います。

 

上の例文のshould を ought toに変えても同じ意味になります。

 

ただし、このought to で1つだけ注意してもらいたいのは、

否定文にした時の形です。

 

ought to を否定文にした時は、

ought not toとなります。

 

notの位置が少し変わっていますので、注意してください。

このnotの位置はセンター試験を含め、

文法の間違い指摘問題でよく問われますので、しっかり覚えておいてください。

 

⑶「忠告」を表す助動詞

今回最後に紹介するのが、

「忠告」を表す助動詞のhad betterです。

had better 動詞の原形 という形で使われます。

had better to 動詞の原形 ではないので注意してください。

これもよく問われます。

 

この助動詞は、had という過去形が使われていますが、

過去ではなく現在の内容を表しますので注意してください。

 

次の例文を見てください。

You had better report the accident to the teacher.

「その出来事を先生に報告しなさい。」

 

この場合には、かなり命令に近い意味を表します。

しかし、場合によっては、「〜したほうが良い」という意味にもなります。

この場合には、主語は1人称になることが多いです。

 

I'd better go home.

「家に帰ったほうが良さそうだ。」

 

というような感じです。

どちらにせよ自分に命令するという意味は不自然ですので、自然とこのように訳すことになるかと思います。

 

ところで、このhad betterも否定文にするときにnotの位置が少しややこしいです。

had betterを否定文にするときには、

had better not 動詞の原形 という語順になります。

 

ought to の場合には ought not toだったので、少しややこしいかと思いますが、こちらもセンターの文法間違いの指摘問題などで頻出ですので、ought not toと合わせて覚えてしまいましょう。

 

3.まとめ

これで今回の助動詞の紹介は以上になります。

 

今回は、must やshould などメジャーな助動詞に加えて、

ought toやhad betterなども紹介しました。

 

文法問題などではought toやhad betterのnotの位置を指摘させる問題などもよく出題されますので、

今回の講義の基本的な内容は押さえるようにして復習してください。

 

次回も助動詞の続きの講義を行います。

 

毎回長くなってすみませんが、最後まで読んでくださってありがとうございました。